私たち東海光学は、お客様から必要とされる企業を目指して、80年を超える歴史を刻む中で独自性のある商品やサービスを創造し続けてまいりました。メガネレンズは長年「見る」を支えることで、多くの人々の暮らしを豊かにする役割を担ってきました。近年においては「見る」ための基本性能に加え、「見られる」ためのファッション性、更には眼の健康を維持して「より良く見える」ための高度かつ多様な機能をもつ商品が求められています。東海光学ではこれらのあらゆるニーズに対して、独自の技術を開発・提案し続けることにより長きに渡りお得意様から高い信頼と評価をいただいております。
新型ウイルスの流行に伴って世の中の生活様式が急速に変化する中、人々の衛生・健康意識はより高まりを見せています。東海光学では、コロナ禍に先立ち、この10年間において眼の健康に着目し、「アイケアデザイン」の取り組みに注力してまいりました。なかでも、紫外線だけでなく、眼にダメージを与える波長の光を抑制する「ルティーナ」の開発は東海光学らしい市場への提案です。世界一早く、ニーズに応じたバリエーションの展開により、日本のみならず世界の市場からも高い共感を獲得しております。
今後、国内の眼鏡市場は人口減少の影響もあり縮小トレンドにあると言われていますが、遠近両用レンズを必要とするシニア層は、2020年代後半までにその絶対数が増えていきます。私たちはそうしたシニア市場への新たな提案や、アイケアデザイン商品のような新しい市場を創っていくことも重要だと考えております。東海光学の強みである独自性を発揮し、開発・技術を一層強化することで、国内市場への新たな価値提案、さらにアジア、ヨーロッパ、アメリカなどの世界市場へ向けて躍進を続けていきます。
中長期のビジョンとしては、国内の眼鏡事業での収益を基本としながら、海外眼鏡事業と光機能事業を成長エンジンとして強化していきます。海外眼鏡事業では、市場開拓、パートナー開拓を強化し、東海光学の独自性のある技術と品質を、世界へ向けて一層発信していきます。また、創業100周年を見据え、眼鏡事業で培ってきた技術を光機能事業で最大限活用して新たなビジネスを創出いたします。メガネレンズを通じて「見る」「見られる」「より良く見える」を支えるだけでなく、「光を自由に操る企業」としてこれまで以上に広く世界に貢献することを目標としています。
東海光学が独自性を発揮できるのも、ひとえに優秀な人材が集まっているからに他なりません。一人ひとりが安心して業務に取り組める環境を追求することで、才能を育てグローバルに活躍できる人材を創出できることが東海光学の強みであります。「挑戦する」「学習する」「全力で取り組む」「やると決めたら、即実践する」という東海光学のDNAを次世代へ受け継ぎ、社員一人ひとりの成長とともに会社も一層躍進していきます。世界初、世界一の商品・サービスを今後も生み出し、世界をあっと驚かせるような技術を開発し続けるため社員一丸となり夢と情熱を持って取り組んでいく所存です。今後も、東海光学の光り輝く未来にご期待ください。
